結論から言うと、韓国インバウンド支援会社を選ぶ際は、NAVER対策への対応力と、提案の根拠となる検索データの信頼性を確認することが欠かせません。韓国人観光客は来日前の情報収集をNAVERに依存する傾向があり、SNS特化型・NAVER専門型・総合代理店型など会社のタイプによって強みが異なります。本記事では、比較で見るべき5つのポイントと支援会社の主な種類、事業規模別の選び方を整理し、無料のNAVER検索診断で現状を確認できるK-ASOKUの特徴も紹介します。
年間900万人規模に迫る訪日韓国人旅行者の増加と高まるインバウンド需要・相談急増の背景
図: 訪日インバウンド市場 主要指標の前年比(出典: JNTO(日本政府観光局) / 観光庁)
結論から言うと、韓国人観光客の集客で成果を出すには、まずNAVER(ネイバー)対策から着手するのが合理的です。韓国人観光客は訪日外国人の消費額ランキングで上位に入る主要市場であり、来日前の情報収集はNAVERに大きく依存しているためです。
観光庁の速報によると、2026年4-6月期の訪日外国人旅行消費額は2兆5,096億円(前年同期比+0.2%)で、消費額上位5か国・地域のうち韓国は4位に位置しています。一人当たりの旅行支出も24.4万円(同+3.3%)と伸びており、韓国人観光客は「数」だけでなく「単価」の面でも軽視できない市場になっています。
一方で、JNTOの発表では2026年8月の訪日外客数(全市場合計)は309万8,900人で、前年同月比9.6%減という結果でした。市場全体としては足踏みが見られる中でも、韓国は消費額上位を維持しており、店舗・施設側からの「韓国人観光客をどう取り込むか」という相談が増えている背景があります。
この状況で見落とされがちなのが、検索行動の違いです。韓国国内の検索エンジンシェアはNAVERが43.71%、Googleが46.6%(2026年8月、StatCounter)となっており、日本のGoogle対策だけでは韓国人観光客の「旅マエ」の検討段階にリーチできません。この違いを踏まえた支援会社選びが、次章以降のポイントになります。
韓国インバウンド支援会社をプロの視点で比較する際に見るべき5つのポイント
韓国インバウンド支援会社を選ぶ際、実績数や規模だけで比較すると失敗しやすくなります。自社の商材・立地・体制に合うかを、具体的な比較軸で確認することが欠かせません。特に重要なのが、対応チャネルの範囲、インフルエンサー施策の実態、検索データの裏付けの3点です。まずは下記の視点で、各社の提案内容を整理してみましょう。
| 比較軸 | 見るべきポイント | 見落としがちな注意点 |
|---|---|---|
| 対応チャネル | NAVER・SNS・動画のどこまでを網羅しているか | SNS特化の会社はNAVER検索対策が手薄なことが多い |
| ブロガー・インフルエンサー網 | 実際に稼働している人数と過去の投稿実績 | 「提携数」の表記が登録者数のみの場合がある |
| 検索データの根拠 | 現地の実測データか、推定値かどうか | AI推定の検索ボリュームを根拠に提案する会社もある |
NAVER中心の検索行動に対応したチャネル比較(SNS・動画)
韓国では検索エンジンのシェアがGoogle46.6%・NAVER43.71%と大きくは変わらず、他はBing・Yandex等を合わせても1割未満です(2026年8月時点)。つまり韓国人観光客の情報収集を狙う施策は、NAVERを外すと機会損失につながりかねません。しかしInstagramやYouTubeでの認知施策を得意とする会社の多くは、NAVER検索対策のメニューを持っていません。逆にNAVER特化会社はSNS運用の実績が薄いケースもあります。比較の際は「NAVER・SNS・動画のどこまでを自社で運用できるか」を確認しておくと安心です。
インフルエンサー・ブロガーネットワークの規模と実績
インフルエンサー施策を比較する際は、提携人数の多さだけでなく「実際に稼働しているか」を見る必要があります。登録リストが大きくても、直近で投稿実績のあるブロガー数は限られる会社も少なくありません。K-ASOKUでは、韓国人ブロガーネットワークを活用したNAVERブログ施策を提供しており、依頼内容に応じて記事単位から発注できます。比較時には、稼働実績のあるブロガー数と、過去の投稿例を実際に見せてもらうことをおすすめします。
現地の検索データに基づく戦略設計かどうか
韓国インバウンド施策の提案において、検索ボリュームの根拠が曖昧なまま進む会社も存在します。AIによる推定値をもとにキーワードを選ぶと、実際の検索行動とずれが生じるリスクがあります。K-ASOKUでは、NAVER検索広告APIの実測データに基づいて戦略を設計しており、AI推定値は使用していません。契約前に、自社の店舗名や関連キーワードが実際にどう検索されているかを、無料のNAVER検索診断で確認できます。
韓国インバウンドプロモーション市場における支援会社の主な種類
図: 韓国における検索エンジン市場シェア(出典: StatCounter GlobalStats)
韓国インバウンドを扱う支援会社は、得意とするチャネルや戦略の切り口によって大きく3タイプに分かれます。自社の課題がどこにあるかによって、向いているタイプは変わってきます。まずは全体像をつかんだうえで、次章以降で自社の事業規模に合う選択肢を絞り込んでいきましょう。
| タイプ | 主なチャネル | 向いている店舗・施設 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| SNS・インフルエンサー型 | Instagram、YouTube、TikTok | 若年層への認知拡大を急ぎたい店舗 | 投稿は時間の経過で埋もれやすい |
| NAVER検索特化型 | NAVERブログ、NAVER Place | 来日前の検討段階から候補に入りたい店舗 | 対応できる会社自体が少ない |
| 総合代理店型 | 広告運用、PR、現地コンサル全般 | 複数施策を一括発注したい大規模事業者 | 韓国特化の専門性が薄まりやすい |
SNS・インフルエンサー活用で認知と獲得を狙うタイプ
Instagram・YouTube・TikTokなどでの発信を軸に、認知拡大とファン化を狙うタイプです。韓国人インフルエンサーを起用したPR投稿や、動画での世界観訴求を得意とします。短期間で話題を作りやすい一方、投稿は時間の経過とともにタイムラインに埋もれやすく、露出を保つには継続的な予算投下が必要になりがちです。「バズらせて終わり」にしないためにも、投稿後にどう来店・来館へつなげるかの導線設計まで任せられる会社かを確認しておきたいところです。
NAVER検索対策に特化した専門タイプ
NAVERブログやNAVER Placeなど、韓国人の来日前検討行動に直結するチャネルに特化した会社です。前章で触れた通り、韓国人は来日前の情報収集をNAVER中心で行う傾向があるため、このタイプは「検討段階で候補に入る」ことを主目的に設計します。国内では韓国市場『単独』を専門とする支援会社自体が少なく、その中でもNAVER検索対策まで踏み込んで扱う会社はさらに限られるのが実情です。K-ASOKUもこの領域を専門とする一社です。
総合コンサル・広告代理店として日本と韓国をまたぐタイプ
広告運用・PR・現地コンサルティングなどを横断的に扱い、日本と韓国の双方に拠点やネットワークを持つタイプです。複数施策を一括で発注できる利便性がある一方、担当者一人がカバーする領域が広いぶん、NAVER対策のような韓国特有のチャネルは他の施策と並列の一項目として扱われ、専門性が薄まる場合があります。発注前に、韓国担当の実務経験や過去の取扱い実績を具体的に確認しておくと安心です。


