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韓国インバウンド全般公開 2026.09.03・読了9

温泉旅館のインバウンド対策とは|外国人観光客に選ばれる方法

温泉旅館のインバウンド対策とは|外国人観光客に選ばれる方法
山口 雄貴

山口 雄貴株式会社K-ASOKU 代表取締役

この記事でわかること

  • 「外国人がいない」原因は認知不足
  • コト消費で温泉体験の価値が高まる
  • 選ばれる温泉地に共通する3つの特徴
  • 韓国人観光客はNAVERで宿泊先を検索
目次(7項目)
  1. 温泉旅館の「外国人がいない」悩みの正体|インバウンド対策が急がれる背景
  2. 訪日外国人旅行者が温泉旅館・スパ施設に期待していること
  3. 人気温泉地・インバウンド温泉ランキングに見る外国人観光客に選ばれる共通点
  4. 温泉旅館・宿泊施設が今日から始められるインバウンド対策
  5. 韓国人観光客に絞ったNAVER対策が温泉旅館の集客に有効な理由
  6. 【事業規模・ターゲット別】温泉旅館のインバウンド対策比較表
  7. まとめ|温泉旅館のインバウンド対策は「知ってもらう」ことから始まる

結論から言うと、温泉旅館に外国人客が集まらない要因は、温泉そのものの魅力が足りないとは限らず、海外の検索面で認知が届いていないケースが目立ちます。訪日外国人の関心自体は年々高まっており、2026年6月には15市場が6月として過去最高を記録しました。本記事では、観光庁の統計データや人気温泉地に共通する特徴をもとに、温泉旅館・宿泊施設が今日から取り組めるインバウンド対策を解説します。あわせて、韓国人観光客に強いNAVER対策についても紹介します。

温泉旅館の「外国人がいない」悩みの正体|インバウンド対策が急がれる背景

温泉地の延宿泊利用人員 推移(令和3年度→令和4年度)

図: 温泉地の延宿泊利用人員 推移(令和3年度→令和4年度)(出典: 環境省)

結論から言うと、「外国人がいない」温泉地の多くは、魅力が足りないとは限らず、海外の検索面での認知不足が要因になっているとみられます。訪日外国人の行き先は一部の温泉地に集中しており、情報が届いていない温泉地は、そもそも比較検討の候補にすら入っていないのが実情です。

なぜ人気の温泉地と外国人観光客がいない温泉地で差がつくのか

差を生む一因は、来日前の情報収集チャネルに自館の情報が存在するかどうかです。人気温泉地は海外メディアやSNSで繰り返し紹介され、検討段階から候補に入ります。一方、知名度が低い温泉地は多言語サイトや現地チャネルでの発信がなければ、土俵にすら上がれません。アクセスの良し悪し以前に「見つけてもらえるか」が分かれ目になっています。

温泉街のインバウンド動向を観光庁の調査データで見る

2026年6月の訪日外客数は314万8,600人で、前年同月比6.8%減でした。一方、2026年上半期の累計は2,108万4,800人に達し、台湾・韓国・米国・インドなど15市場で6月として過去最高を記録しています。消費額も伸びており、2026年4-6月期の訪日外国人旅行消費額は2兆5,096億円(前年同期比+0.2%)、一人当たり旅行支出は24.4万円(同+3.3%)でした。市場全体が縮小しているのではなく、行き先と情報発信の有無で明暗が分かれていると見られます。

出典: JNTO(日本政府観光局)
出典: 観光庁

訪日外国人旅行者が温泉旅館・スパ施設に期待していること

モノ消費からコト消費へ 訪日外国人が温泉体験に感じる魅力

訪日外国人旅行者の間では、浴衣姿で外湯めぐりをしたり、宿の食事作法に触れたりと、日本でしか味わえない体験にお金を使う「コト消費」の動きが広がっています。温泉旅館での宿泊は、まさにこのコト消費の代表格です。貸切風呂でゆったり過ごしたり、部屋食で旅館ならではのおもてなしを味わったりといった体験そのものが、他国にはない「日本らしさ」として映ります。2026年4-6月期の訪日外国人旅行消費額は2兆5,096億円で、前年同期比+0.2%とほぼ横ばいでした。一方、一人当たり旅行支出は24.4万円で前年同期比+3.3%と伸びています。人数の伸びに頼らず、一人あたりの支出単価が上がっているということは、体験の質にお金をかける旅行者が増えていると考えられます。温泉旅館のような滞在体験型の宿泊施設にとっては、追い風となる動きです。

出典: 観光庁

入浴文化への戸惑いと期待のギャップ、一方で高まる関心

温泉旅館への関心が高まる一方で、入浴文化そのものへの戸惑いは根強く残っています。裸で入浴する習慣や、タトゥーへの対応、洗い場でのマナーなど、日本人には当たり前でも訪日外国人旅行者には情報が不足しがちな点は少なくありません。この戸惑いは、事前に情報を得られるかどうかで解消できる部分でもあります。入浴ルールやマナーを来日前に多言語で発信できていれば、不安を期待に変えられる余地があるということです。実際、2026年6月の訪日外客数は314万8,600人で、15市場が6月として過去最高を記録しました。関心自体は年々広がっているからこそ、情報が届く場所に発信できているかどうかが、選ばれる温泉旅館とそうでない温泉旅館の分かれ目になります。無料のNAVER検索診断では、貴施設の情報が韓国人観光客の検索画面にどう映っているかを実際の画面で確認できます。

出典: JNTO(日本政府観光局)

人気温泉地・インバウンド温泉ランキングに見る外国人観光客に選ばれる共通点

「うちは有名温泉地じゃないから、外国人客は増やせない」と考える経営者は少なくありません。ですが実際のランキングを見ると、選ばれる理由は知名度だけではないことがわかります。

ランキング上位の温泉地・旅館に共通する3つの特徴

外国人観光客に人気の温泉地に共通するのは、まず海外からのアクセスのしやすさです。空港や主要駅からの交通手段がわかりやすく案内されている点が挙げられます。

次に、多言語での情報発信です。公式サイトや館内表示が外国語に対応し、来日前の検討段階で候補に入れてもらえる状態を作れています。

そして、SNSや現地の検索・口コミサービスでの露出です。訪日前に「行き先」を調べる段階で見つけてもらえるかどうかが、選ばれる旅館とそうでない旅館を分けています。

ランキング未掲載の温泉街・観光地でも実際に取り組める対策

有名温泉地でなくても、この3点は個別の施設単位で着手できます。特に情報発信は、大規模な設備投資をせずに始められる対策です。

自施設がどの国・地域の観光客にどう見えているかを知ることが出発点になります。たとえば韓国人観光客に向けては、日本の検索エンジンとは異なるNAVERでの見え方を確認することが、対策の優先順位を決める判断材料になります。無料のNAVER検索診断では、貴施設の情報が韓国人観光客の検索画面にどう映っているかを実際の画面で確認できます。

温泉旅館・宿泊施設が今日から始められるインバウンド対策

ランキング上位の温泉地でなくても、今日から着手できる対策は複数あります。優先順位をつけて一つずつ進めることが現実的です。

多言語対応(サイト・館内表示・言語対応スタッフの配置)

公式サイトの多言語化に加え、館内表示や案内板の翻訳、外国語対応スタッフの配置が基本です。全言語への対応が難しい場合は、自施設の主要な集客国から優先すると効率的です。

キャッシュレス決済と海外からの予約導線の見直し

海外発行カードやQRコード決済への対応、予約サイトの多言語化・海外OTAとの連携は、来日前の予約段階での離脱を防ぐうえで欠かせません。

SNSやNAVERなど現地チャネルでのコンテンツ発信・集客事例

InstagramやTikTokなど各国で使われるSNSでの発信に加え、韓国人観光客向けにはNAVERでの露出も検討したい施策です。日本語圏の検索エンジンだけで発信していても、韓国人観光客の目には届きにくいためです。韓国人ブロガーによるNAVERブログ施策など、具体的な進め方はサービス詳細で紹介しています。

韓国人観光客に絞ったNAVER対策が温泉旅館の集客に有効な理由

ここまで多言語対応やSNS発信を紹介しましたが、韓国人観光客に限っては見落とされがちな盲点があります。それがNAVER対策です。

多くの韓国人観光客が使うNAVERに温泉旅館の情報がない現状

韓国では検索シェアをGoogleとNAVERが二分しており、旅行のクチコミ探索ではNAVERブログが強いという特徴があります。つまり韓国人観光客の多くは、来日前の情報収集の段階でNAVERを検索しています。多くの温泉旅館は英語・中国語向けの多言語サイトやSNSは整えていても、NAVER上に自館の情報を発信できていません。日本語サイトを多言語対応しただけでは、韓国人観光客が実際に検索する場所には届かないのです。結果として、旅館側に魅力があっても「検討の候補にすら入っていない」状態が起きています。まずは自館がNAVER上でどう見えているか(あるいは見えていないか)を把握することが対策の出発点です。

韓国人ブロガーネットワークを活用したNAVERブログ施策の強み

NAVER上での情報発信を、日本の旅館が単独で・韓国語で・現地の検索行動に合わせて行うのは容易ではありません。そこで有効なのが、現地の韓国人ブロガーによるNAVERブログ施策です。K-ASOKUの「NAVER JACK」では、多数の韓国人ブロガーネットワークを活用し、韓国語で自然な体験記としてNAVERブログに投稿します。広告と異なり、投稿はNAVERの検索結果に残り続ける資産型のコンテンツになる点も特徴です(ただし恒久的な掲載を保証するものではありません)。掲載後は支援先店舗のNAVER検索順位を毎月実測しており、狙ったキーワードでの見え方の変化を数値で確認しながら運用しています。交渉・翻訳・進行はすべて代行するため、旅館側の対応工数もほぼかかりません。

契約前に現状を可視化する無料のNAVER検索診断

とはいえ、いきなり施策を契約するのは不安という経営者も多いはずです。K-ASOKUでは契約前に無料のNAVER検索診断を提供しており、自館の関連キーワードが実際にNAVER上でどう表示されているかを、実画面で確認できます。契約後に初めて現状を知るのではなく、着手前の段階で「今どういう状態か」を数字で把握した上で判断できるのが特徴です。まずは自館の現状を知りたいという方は、無料のNAVER検索診断から確認してみてください。施策の詳細はサービス詳細ページでも紹介しています。

【事業規模・ターゲット別】温泉旅館のインバウンド対策比較表

温泉旅館といっても、小規模旅館と大型ホテルでは打てる施策も優先順位も異なります。まずは自館の規模・体制に近い行から確認してみてください。

事業規模 優先ターゲット国 まず着手しやすい対策 難易度の目安
小規模旅館(客室10室未満) 個人旅行(FIT)層 多言語表示・キャッシュレス決済の導入 低(自館で完結)
中規模旅館(客室10〜50室) 台湾・韓国・中国 予約導線の多言語化、現地チャネルでの発信 中(外部リソース併用)
大型ホテル・旅行会社取扱 欧米豪・アジア全般 多言語対応スタッフ配置、OTA・現地代理店連携 高(専任体制が必要)

なかでも韓国人観光客をターゲットにする場合は、NAVERでの情報発信が欠かせません。この後の章で、K-ASOKUのNAVER対策がなぜ有効かを詳しく解説します。

まとめ|温泉旅館のインバウンド対策は「知ってもらう」ことから始まる

温泉旅館のインバウンド対策は、多言語対応やキャッシュレス決済といった受け入れ環境の整備から始まります。ただ、どれだけ館内の体験を磨いても、来日前に検討段階で見つけてもらえなければ選ばれる機会自体が生まれません。韓国では検索シェアをGoogleとNAVERが二分しており、旅行のクチコミ探索ではNAVERブログが強い一方、多くの温泉旅館の情報がそこに存在しないのが実情です。株式会社K-ASOKUは、NAVERブログ累計349本の掲載実績(自社集計、2026年8月時点)をもとに、韓国人観光客向けの情報発信支援(NAVER JACK)を行っています。まずは無料のNAVER検索診断で自館の見え方を確認し、次の一歩を検討してみてはいかがでしょうか。

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本記事の引用・転載は、出典(社名と記事URL)明記のうえ歓迎します

よくある質問

Q. 外国人観光客が少ない温泉地でも対策の効果はありますか
A. 知名度に関わらず、多言語での情報発信や現地チャネルでの露出を増やすことで認知不足を補える余地があります。まずは自館の情報が検索結果にどう映っているか確認するところから始められます。
Q. 多言語対応や言語対応スタッフの配置はどこから始めればいいですか
A. まずは館内表示や公式サイトの多言語化から着手する旅館が多いです。繁忙期のみ通訳アプリや外部スタッフを活用するなど、段階的に整える方法もあります。
Q. NAVER対策は韓国人観光客以外の訪日外国人旅行者にも効果がありますか
A. NAVER対策は韓国人観光客向けの施策のため、他国からの旅行者への直接効果は限定的です。国・地域ごとに主要な検索チャネルが異なるため、ターゲットに応じた使い分けが必要です。

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山口 雄貴

株式会社K-ASOKU 代表取締役

山口 雄貴

韓国マーケティングの実務家。NAVER SEO・韓国KOLキャスティングを中心に、飲食店・宿泊・消費財メーカーの韓国向け集客を支援。実測データに基づく施策設計を信条とする。

本記事は、当社が実施したNAVER実画面の調査データをもとに山口 雄貴が執筆・監修しています。 記載内容は公開時点の情報です。

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