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韓国インバウンド全般公開 2026.08.24・読了13

NAVER広告の始め方|韓国リスティング運用と最適化のポイント

NAVER広告の始め方|韓国リスティング運用と最適化のポイント
山口 雄貴

山口 雄貴株式会社K-ASOKU 代表取締役

この記事でわかること

  • NAVER広告が日本語のまま失敗する理由
  • リスティングとディスプレイ広告の違い
  • アカウント開設〜配信までの手順
  • 運用体制別の費用感と最適化ポイント
目次(6項目)
  1. NAVER広告の種類と特徴|リスティング広告とディスプレイ広告の違い
  2. NAVER広告の出し方|アカウント開設から配信開始までの手続き
  3. NAVERリスティング広告の運用で成果を出すための最適化ポイント
  4. 事業規模・目的別|NAVER広告の運用体制を比較する
  5. 数ある選択肢の中でK-ASOKUのNAVER広告支援が選ばれる理由
  6. まとめ

結論から言うと、NAVER広告は日本語のまま出稿しても韓国人観光客には届きにくく、検索行動や表現の違いを踏まえた設計が欠かせません。韓国では検索エンジンとしてのGoogle利用も一定数ありますが、NAVERはブログ・カフェ・ショッピングまで包括するポータルとして、旅行の情報収集・比較検討の入り口になっている点が特徴です。本記事では、パワーリンクなどNAVER広告の種類と特徴、アカウント開設から配信開始までの手続き、運用で成果を出すための最適化ポイントまで、はじめて韓国リスティング広告に取り組む担当者向けに整理して解説します。

韓国国内の検索エンジンシェアを見ると、StatCounter GlobalStats「検索エンジン市場シェア(韓国)」(2026年7月)ではGoogleが49.54%、Naverが40.9%となっており、数値上はGoogleがやや優勢です。

  • Google: 49.54%
  • Naver: 40.9%

(2026年7月・StatCounter GlobalStats「検索エンジン市場シェア(韓国)」)

ただしこの数値はブラウザ経由の検索行動の集計であり、韓国ユーザーが検索エンジンを介さずnaver.comへ直接アクセスする「ポータル利用」までは反映されにくいと指摘されることがあります。Naverはショッピング・ブログ・カフェ(コミュニティ)機能を内包した生活インフラとして使われており、検索エンジン単体のシェアだけでは測れない形で韓国人の情報収集・購買行動に組み込まれている点が、日本企業にとって見落とされがちなポイントです。

NAVER広告の種類と特徴|リスティング広告とディスプレイ広告の違い

一口に「NAVER広告」といっても、目的や表示位置が異なる複数のメニューが用意されています。検索直後に接触させたいのか、認知を広げたいのか、来店前の情報収集段階で発見してもらいたいのかによって、選ぶべき広告は変わります。まずは主要な3タイプの違いを押さえておきましょう。

検索連動型リスティング広告(パワーリンク)の仕組み

パワーリンク(Power Link)は、ユーザーがNAVERで特定のキーワードを検索した際に、検索結果の上部や右側に表示される検索連動型広告です。仕組みはGoogle広告のリスティングと近く、クリック課金制(CPC)で運用します。最大の特徴は、キーワードの一致方式が「完全一致」中心とされる点です。Googleのように部分一致やフレーズ一致で自動的に配信対象が広がっていく設計とは異なり、想定する検索語句をそのまま登録していく必要があります。そのため「梨泰院 맛집(レストラン)」のように、韓国人が実際に打ち込む表現・語順で登録できるかどうかが成果を左右します。日本語をそのまま直訳したキーワードでは、想定した検索語句と一致せず配信が広がらないケースが少なくありません。

ブランド検索広告・運用型ディスプレイ広告(GFA)との使い分け

ブランド検索広告は、店舗名やブランド名で検索されたときに、検索結果の最上部を画像や動画付きの広告枠として占有できるメニューです。すでに認知がある、あるいは来日前に指名検索されたいブランドに向いています。一方、GFAはNAVERが保有する検索・閲覧・購買データを活用した運用型ディスプレイ広告で、フィード面やニュース面などにバナーやネイティブ形式で配信されます。パワーリンクが「いま探している人」への接触だとすれば、ブランド検索広告は「知っている人の指名検索の受け皿」、GFAは「まだ探していない人への認知形成」という役割分担です。旅行の検討段階が浅い層にはGFA、比較・検討段階にはパワーリンクを厚くするなど、段階に応じた予算配分が基本になります。

NAVERブログ・カフェを組み合わせたコンテンツ配信

リスティング広告やディスプレイ広告は、出稿を止めた瞬間に露出も止まるフロー型の施策です。これに対してNAVERブログやカフェ(コミュニティ)への投稿は検索結果に記事として残り続けやすく、広告とは異なる資産性を持ちます(掲載の存続を保証するものではありません)。韓国人観光客の多くは、広告だけでなく実際に訪れた人のブログ記事やカフェの口コミを比較検討の材料にする傾向があります。広告で店舗の存在を知らせつつ、ブログやカフェで「行った人の声」を厚くしておくことで、来日前の検討段階での取りこぼしを減らせます。自店の場合どの組み合わせが適切かは、まず現状のNAVER上での露出状況を確認するところから判断しやすくなります。無料のNAVER検索診断では、こうした現状を実画面で確認できます。

NAVER広告の出し方|アカウント開設から配信開始までの手続き

NAVER広告は魅力的な媒体ですが、いざ始めようとすると「そもそもアカウントは作れるのか」「日本にいながら韓国語で入稿できるのか」といった手前の疑問でつまずく担当者が少なくありません。ここでは、アカウント開設の準備からキーワード設定、審査通過までの一連の流れを、日本企業がつまずきやすいポイントに絞って解説します。

アカウント開設に必要な準備(事業者番号・韓国拠点の有無)

NAVER広告のアカウント開設では、韓国国内の携帯電話番号による本人確認が求められるのが一般的です。法人として登録する場合は韓国の事業者番号の入力欄があり、個人事業主として登録する場合は携帯番号での認証のみで進められるケースがあるなど、事業形態によって求められる情報が異なります。

事業形態 主に求められる情報 日本企業が注意したい点
韓国法人 事業者番号・韓国国内住所 現地法人があれば自社名義での開設がしやすい
韓国拠点のない日本法人 韓国の携帯番号・連絡先住所 携帯番号の確保がハードルになりやすい
個人事業主扱い 携帯番号認証 法人としての実績表示がしづらい場合がある

韓国に拠点を持たない日本企業の場合、この「韓国国内の携帯番号」の確保がまず最初の壁になります。自社だけで対応が難しいと感じたら、現地対応に慣れた代理店を挟んで開設する方法もあります。まずは自社が韓国拠点ありなのか、法人・個人のどちらで進めるのかを整理しておくと、その後の手続きがスムーズです。

キーワード選定とリスティング広告の設定方法

アカウントが開設できたら、キャンペーン作成→広告グループ設定→キーワード登録→広告文作成→入札設定、という順に進めていきます。ここで日本企業がつまずきやすいのが、日本語のキーワードをそのまま韓国語に機械翻訳して登録してしまうケースです。韓国人が実際に検索窓に打ち込む言い回しは、直訳とは異なることが珍しくありません。

たとえば「日帰り温泉」を直訳した表現ではなく、韓国人観光客が実際に使う口語表現や略称で検索されているケースもあります。こうしたズレを避けるには、AIによる推定ではなく、NAVER検索広告システム上の実測データでボリュームや競合状況を確認しながらキーワードを組み立てる進め方が有効です。自店の業種でどのキーワードが検索されているか把握できていない場合は、無料のNAVER検索診断で現状のデータを確認してから設定に進む方法もあります。

審査から配信開始までの流れと必要日数

キーワードと広告文を登録すると、NAVER側での審査に進みます。広告文の表現やリンク先ページの内容がガイドラインに沿っているかが確認され、業種やコンテンツの状態によって審査にかかる日数は変わります。飲食・宿泊系の広告では、店舗情報や料金表示の整合性なども見られやすいため、余裕を持ったスケジュールで準備を進めておくと安心です。

審査に通過すれば配信が始まりますが、開始直後は想定通りのキーワードで表示されているか、韓国語の広告文が意図通りに伝わっているかを早めに確認しておくことをおすすめします。アカウント開設から配信開始までを自社だけで進める工数が取りづらい場合は、サービス詳細で代行の範囲を確認いただくか、無料相談で自社の状況に合った進め方をご相談いただけます。

NAVERリスティング広告の運用で成果を出すための最適化ポイント

アカウント開設と入稿が完了しても、広告文をそのまま配信して終わりにすると費用対効果は伸びにくいです。NAVERはGoogleと配信ロジックが異なるため、最適化の勘所も別物と捉える必要があります。ここでは韓国人観光客向けの店舗集客に絞って、キーワード・広告文・ブログ露出の3点から具体的な調整ポイントを解説します。

完全一致中心のキーワード設計と入札の効率化

NAVERのパワーリンクは、登録したキーワードとユーザーの検索語句が完全一致した場合に広告が表示される仕組みです。Googleの部分一致のように類義語や語順違いまで自動で拾ってはくれません。そのため「新大久保 焼肉」だけでなく、スペースの有無や語順違い、韓国語表記のゆれ(省略形・外来語表記)まで洗い出して個別に登録する作業が欠かせません。登録漏れがあると、需要があっても広告が露出されないまま機会を逃します。

入札面では、いきなり多くのキーワードに広く配分するより、来店・予約に直結しやすいコアキーワードに予算を寄せ、掲載順位と品質指数を見ながら微調整する進め方が現実的です。反応の薄いキーワードは早めに絞り込み、無駄なクリック費用を抑えることが運用効率を左右します。

クリック率・コンバージョンを高める広告文と拡張素材の活用

広告文は日本語をそのまま翻訳するのではなく、韓国人ユーザーが検索時に何を知りたいかを起点に書き直す必要があります。営業時間や場所、予約可否など来店判断に直結する情報を見出しに含めると、クリック後の離脱を防ぎやすくなります。

あわせて活用したいのが拡張素材です。電話番号・地図・追加リンクなどを検索結果上に直接表示でき、店舗の業態によって効果的な組み合わせは変わります。

業態 相性の良い拡張素材 狙い
飲食店 電話番号・地図 その場での予約・来店動線の確保
宿泊施設 追加リンク(予約ページ) 外部予約サイトへの直接誘導
商業施設 地図・追加リンク(フロア案内) 来店前の情報収集の後押し

複数パターンの広告文を並行配信し、反応の良いものへ寄せていく地道な調整が、コンバージョン改善の近道です。

NAVERブログでの検索露出を組み合わせる重要性

リスティング広告は配信を止めれば表示されなくなるフロー型の施策です。一方でNAVERブログの投稿は検索結果に残り続けるため、広告と並行して露出させることで検索結果全体における自社の占有面積を増やせます。広告とブログ投稿が同じキーワードで同時に表示されると、ユーザーの目に触れる回数が増え、店舗への信頼感にもつながりやすくなります。

自社でブログ投稿まで継続的に運用する工数が取りづらい場合は、サービス詳細で運用代行の範囲を確認いただくか、無料のNAVER検索診断で自店舗が現状どこまで露出できているかを確認してみてください。

事業規模・目的別|NAVER広告の運用体制を比較する

「うちの規模でどこまでNAVER広告に工数をかけるべきか」は、多くの経営者が最初に迷うポイントです。個人店と多店舗展開企業では、狙うべきキーワードの幅も、運用にかけられる時間も大きく異なります。まずは自社の規模に近いパターンを確認し、無理のない運用体制を見極めましょう。

個人店・中小企業・多店舗展開企業で変わる最適な運用体制【比較表】

同じNAVER広告でも、事業規模によって最適なキーワード設計や運用の重心は変わります。

事業規模 主な目的 キーワード設計の目安 運用の重心
個人店・小規模店舗 来店予約・指名検索の獲得 店舗名+地域名の完全一致を中心に絞り込む 少ないKWで入札を集中させ、広告文の精度で勝負
中小企業(複数商品・複数サービス) 認知拡大と個別商品の刈り取りの両立 サービス別・目的別にキャンペーンを分割 KWグループごとの成果差を定期的に見直す
多店舗展開企業 店舗横断での認知獲得とエリア別の来店送客 店舗名・エリア名・業態名を掛け合わせて拡張 店舗ごとの予算配分とレポーティングの標準化

個人店は少ないキーワードに広告費を集中させたほうが、クリック単価あたりの費用対効果を把握しやすくなります。一方、多店舗展開企業はエリアごとの検索傾向が異なるため、店舗単位でキーワードと予算を分けて設計する必要があります。

自社運用と代理店活用、それぞれの費用感と向き不向き

NAVER広告は日本語での操作画面が用意されていないため、自社運用では韓国語での入稿・広告文調整・審査対応まで社内で完結させる必要があります。韓国語人材が社内にいる場合はコストを抑えられますが、担当者が不在になると運用が止まってしまうリスクも抱えます。

代理店・運用支援サービスを活用する場合は、韓国語対応やキーワード選定、入札調整といった実務を任せられる分、社内の工数はほぼゼロに近づけられます。特に「韓国人観光客の検索行動が日本と違う」という前提を踏まえた広告文設計は、現地の検索データを継続的に見ている支援会社のほうが精度を出しやすい領域です。

自社運用が向いているのは、韓国語対応が可能な担当者を確保できており、かつ数KW程度の小規模運用で足りる個人店です。逆に、複数店舗の展開やキーワード数が多くなる中小企業以上の規模では、代理店活用によって工数と機会損失の両方を抑えられるケースが多くなります。どちらが自社に合うか判断がつかない場合は、サービス詳細で運用代行の範囲を確認するか、無料相談で現状の運用体制を踏まえた提案を受けてみてください。

数ある選択肢の中でK-ASOKUのNAVER広告支援が選ばれる理由

韓国向けのNAVER広告を扱う代理店は、国内にも複数存在します。ただし、韓国語圏のインバウンド集客に特化し、広告運用とNAVER検索対策を一体で設計できる会社は限られています。K-ASOKUは、韓国人観光客が来日前にどのような検索行動を取るかというデータをもとに、NAVER JACKという専門サービスで広告とコンテンツを一体設計しています。ここでは、代理店選びで確認しておきたい3つの観点を紹介します。

現地の検索データに基づくマーケティング戦略設計

日本語のキーワードプランナーやGoogleトレンドの数値を韓国語に置き換えただけでは、実際の韓国人ユーザーの検索需要とズレが生じがちです。K-ASOKUでは、NAVER検索広告APIから取得した現地の実測データをもとに、キーワード選定と入札戦略を設計します。AIによる検索ボリュームの推定値は精度にばらつきが出やすいため使用しません。飲食店・宿泊施設・商業施設それぞれの業態で、韓国人観光客が実際にどの語句で検索しているかを踏まえた設計が可能です。

ブロガーネットワークを活かした広告とコンテンツの相乗効果

NAVER広告は、出稿を止めれば露出も止まるフロー型の施策です。K-ASOKUは韓国人ブロガーのネットワークを保有しており、広告と並行してNAVERブログでの紹介記事を展開できます。検索連動型広告で興味を引いた後にブログ記事で店舗の魅力を伝える、あるいはブログで反応のあった検索語句を広告キーワードに反映するなど、広告とコンテンツを相互に補完させる設計が可能です。ブロガーとの交渉・翻訳・進行はK-ASOKUが代行するため、日本側の工数はほとんどかかりません。

無料のNAVER検索診断で導入前に現状を可視化

代理店選びで判断に迷う理由の一つは、契約前に自社の現状がどこまで見えているかわかりにくい点です。K-ASOKUでは契約前に無料のNAVER検索診断を実施し、貴店がNAVER検索結果にどのように表示されているか、あるいはまったく表示されていないかを実画面で確認できます。診断結果をもとに、広告とNAVERブログのどちらから着手すべきかを含めて提案します。まずは無料のNAVER検索診断で自社の現状を確認し、運用の詳細を先に知りたい場合はサービス詳細もあわせてご覧ください。

まとめ

NAVER広告は、韓国人観光客に「今すぐ動いてもらう」ための即効性のある手段です。ただし日本語のまま出稿しても届きにくく、現地の検索語句に沿ったキーワード設計と、韓国語としての自然さを備えた広告文が前提になります。アカウント開設には本人確認や事業者情報の確認が伴うため、繁忙期から逆算した準備も欠かせません。

一方で、広告は出稿を止めれば露出も止まります。検索結果に情報を残し続けるNAVERブログのような施策と組み合わせることで、認知から来店・予約までを無理なくつなげられます。どちらから着手すべきかは、自店がNAVER上で現在どう見えているかによって変わります。

K-ASOKUではNAVERの検索広告APIを実運用しており、キーワード設計には実測の検索データを用いています。AIによる推定値は使いません。まずは自店の現在地を確認するところから始めてください。

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本記事の引用・転載は、出典(社名と記事URL)明記のうえ歓迎します

よくある質問

Q. NAVER広告の出稿には韓国の法人が必要ですか
A. 必須ではありません。事業者番号など必要書類を揃えれば、日本法人のまま出稿できるケースが一般的です。
Q. 準備を開始してから配信までどのくらいの日数がかかりますか
A. アカウント開設・審査を含め、目安として数週間程度を見込んでおくとスムーズです。
Q. 広告費用はどのくらいから始められますか
A. クリック課金制のため少額からテスト運用が可能です。目的や競合状況により適正額は変わります。

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山口 雄貴

株式会社K-ASOKU 代表取締役

山口 雄貴

韓国マーケティングの実務家。NAVER SEO・韓国KOLキャスティングを中心に、飲食店・宿泊・消費財メーカーの韓国向け集客を支援。実測データに基づく施策設計を信条とする。

本記事は、当社が実施したNAVER実画面の調査データをもとに山口 雄貴が執筆・監修しています。 記載内容は公開時点の情報です。

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