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韓国進出・アウトバウンド公開 2026.08.25・読了13

韓国越境ECとは|市場規模と特徴、始め方を徹底解説【2026年版】

韓国越境ECとは|市場規模と特徴、始め方を徹底解説【2026年版】
山口 雄貴

山口 雄貴株式会社K-ASOKU 代表取締役

この記事でわかること

  • 韓国EC市場の規模とドルベース成長率
  • NAVER検索とポイント制度という独自性
  • 人気商品ジャンルと売れる企業の共通点
  • 事業規模別の出店方法と集客の壁
目次(7項目)
  1. 韓国 越境ECとは?国内EC事業者が注目する市場規模とドル換算の成長
  2. 韓国ECサイトの特徴|NAVER検索環境と独自のポイント制度
  3. 韓国で人気の商品ジャンルと売れる企業・商品の共通点
  4. 韓国越境ECサイトの始め方|出店方法を事業規模別に比較
  5. 出店しても売れない?越境EC事業者が直面する集客・認知の壁
  6. なぜK-ASOKUか|NAVER検索データに基づく韓国越境EC集客代行
  7. まとめ|韓国越境ECは市場調査と現地集客対策の両輪で進める

結論から言うと、韓国越境ECとは韓国のECモールやNAVERを窓口に、日本の商品を韓国の消費者へ直接販売する仕組みです。国内市場が頭打ちになりつつある中、円安を追い風にドルベースで拡大が続くと言われる韓国市場へ、日本企業の関心が高まっています。ただし韓国では検索エンジンのシェア構成が日本と大きく異なり、NAVERの存在感が大きいため、出店しただけでは現地消費者に見つけてもらいにくい構造があります。本記事では、市場規模の実態からNAVER特有の購買行動、事業規模別の出店方法、そして出店後の集客対策までを解説します。

韓国 越境ECとは?国内EC事業者が注目する市場規模とドル換算の成長

結論から言うと、韓国越境ECとは韓国のECモールやNAVERを窓口に、日本の商品を韓国の消費者へ直接販売する仕組みです。国内市場だけでは頭打ちになりつつある日本企業にとって、韓国はドルベースで拡大が続いていると言われる市場として注目されています。ここでは規模感と、日本企業が動き出している背景を整理します。

韓国EC市場の規模とドルベースで見る近年の成長率

韓国は人口こそ日本の半分以下ですが、インターネット利用率とキャッシュレス決済比率が高く、EC化率は世界的に見ても高水準にあると言われています。ドルベースで見た韓国のEC市場規模は、円ベースでの評価より為替変動の影響を受けにくく、海外の投資家や進出企業が市場を比較する際の指標として使われることが多いです。近年は物価上昇や越境ECの利用拡大を背景に、市場規模はドルベースでも拡大基調が続いていると言われています。ただし成長率は年によって振れ幅があるため、参入時期を検討する際は最新の統計を都度確認することが欠かせません。自社の商材が韓国でどの程度需要を見込めるかは、市場全体の規模感だけでなく、後述するカテゴリ別の動向まで踏まえて判断する必要があります。

円安・国内市場の頭打ちで日本企業が韓国越境ECに動く理由

日本企業が韓国越境ECに動く理由は、大きく2つに整理できます。1つ目は円安です。円安局面では、韓国の消費者から見て日本製品が相対的に割安に映りやすく、価格面での競争力を確保しやすくなります。2つ目は国内市場の頭打ちです。少子高齢化で国内需要の伸びが鈍化する中、新たな販路として、地理的に近く日本製品への関心が高い韓国に目を向ける企業が増えています。ただし韓国は、検索エンジンのシェア構成が日本と異なるなど、集客の前提が違う市場でもあります。出店しただけでは自社の商品が現地消費者の目に触れない、という構造上の壁については、次章以降で詳しく解説します。

韓国ECサイトの特徴|NAVER検索環境と独自のポイント制度

韓国における検索エンジンシェア

図: 韓国における検索エンジンシェア(出典: StatCounter GlobalStats(韓国 検索エンジンシェア))

韓国越境ECを難しく感じさせる最大の要因は、GoogleやAmazon経済圏を前提にした施策がそのまま通用しにくい点にあります。ここでは、検索エンジンの構造とポイント制度という、日本の事業者が見落としやすい2つの独自性を整理します。

検索エンジンのシェア構成が日本と異なるという現地事情

StatCounterの2026年7月データによると、韓国国内の検索エンジンシェアはGoogleが49.54%、NAVERが40.9%となっています。日本ではGoogleが9割以上を占めるため、韓国のこの拮抗した状況はイメージしにくいかもしれません。

つまり韓国では、検索経由の情報収集のうち4割超がNAVER上で完結しており、Google向けのSEO対策だけを整えても、消費者の半分近くには自社の情報が届かない可能性があるということです。NAVERはGoogleとは検索結果の表示ロジックやランキング要素が異なるため、韓国越境ECで集客を狙うなら、NAVER側の対策を別途検討する必要があります。自社サイトがNAVER上でどう表示されているか気になる方は、無料のNAVER検索診断で現状を確認できます。

出典: StatCounter GlobalStats(韓国 検索エンジンシェア)

個人ブログ・カフェの口コミが購買を左右する独自のポイント制度

NAVERには、ブログ投稿やレビュー、コミュニティ「NAVERカフェ」への書き込みなどを通じてポイントが貯まる仕組みが根付いています。この仕組みを背景に、韓国の消費者は購入を決める前に、公式サイトの情報だけでなく個人ブログやカフェの口コミを確認する行動が定着していると言われています。

日本のECでは公式サイトや大手モールのレビューが購買判断の中心になりやすい一方、韓国では個人の発信が意思決定に一定の影響を持つ構造がある点は押さえておきたいところです。自社ECサイトの整備だけを進めても、こうした個人の発信経路への露出がなければ、検討段階の消費者の目に触れにくいという構造上の課題が残ります。

中国・タイなど他のアジア越境EC市場との違い

同じアジアの越境EC市場でも、消費者が情報を集めるチャネルは国ごとに異なります。中国は独自のスーパーアプリ経済圏、タイはSNSとGoogleの併用が中心で、韓国はNAVERという検索エンジンが情報のハブになっている点に独自性があります。

市場 主要な情報収集チャネル 越境EC事業者への示唆
中国 小紅書(RED)・WeChat・淘宝内検索 独自アプリ内でのアカウント運用やKOL活用が前提になる
タイ Facebook・Instagram・TikTok・Google SNS広告とGoogle向けSEO対策の両輪が必要になる
韓国 NAVER検索・NAVERブログ/カフェ Google向け対策に加え、NAVER上での情報露出が欠かせない

このように、韓国越境ECで成果を出すには「他国と同じ延長線上の施策」ではなく、NAVERという現地特有の情報環境に合わせた対策が必要になります。次章では、こうした環境の中で実際に人気を集めている商品ジャンルを見ていきます。

韓国で人気の商品ジャンルと売れる企業・商品の共通点

韓国越境ECで支持を集めやすいのは、食品・化粧品・日用品・生活雑貨など、日本製ならではの品質や安心感が評価されやすいジャンルです。とくに「日本製」であること自体が購買理由になりやすい点は、他国向け越境ECとの大きな違いといえます。ただし、良い商品を並べただけでは売れません。実際に成果を出している企業・商品には、ある共通点があります。

食品・化粧品から日用品まで幅広い韓国消費者の購買カテゴリ

韓国消費者が越境ECで購入する商品カテゴリは幅広く、菓子・調味料などの食品、スキンケア・ヘアケアなどの化粧品、キッチン用品や生活雑貨といった日用品まで多岐にわたります。共通しているのは「日本製=高品質」という信頼感を背景に、日常使いできる価格帯の商品が選ばれやすいことです。

一方で、同じジャンル・同水準の品質の商品であっても、売れる企業と売れない企業に分かれます。その分かれ目になりやすいのが、前章で触れたNAVERという検索環境で情報が見つかる状態になっているかどうかです。商品ページを整えるだけでなく、購入前の比較検討段階でNAVER上に情報が存在するかどうかが、実際の購買行動を左右します。

韓国越境ECサイトの始め方|出店方法を事業規模別に比較

一言で「韓国越境EC」といっても、出店の仕方はひとつではありません。大手ECモールに商品を並べる方法もあれば、自社サイトでブランドを育てる方法、個人向けの海外転送サービスを使う軽量な方法もあります。自社の商材・体制・目的に合わせて、どの入り口から韓国市場に入るかを見極めることが最初の分かれ道になります。

大手ECモールへの出店(Coupang・Naver Smartstore・Gmarket)

最短距離で韓国の買い物客に商品を見せたいなら、大手ECモールへの出店が現実的な選択肢です。Coupangはロケット配送に代表される物流力で会員の購買頻度が高く、Naver Smartstoreは検索の4割超を占めるNaverと連携しているため、検索から購入までの導線が短いのが特徴です。Gmarketは老舗モールとして幅広い年齢層に浸透しています。

いずれも既に集客基盤ができている分、出店するだけで一定の露出は得られますが、同じカテゴリ内での価格競争に巻き込まれやすく、ブランドの世界観を伝えにくいという側面もあります。また、モールによっては出店にあたって韓国国内の法人格や現地口座の準備が必要になる場合があるため、事前に各モールの出店規約を確認しておく必要があります。

自社ECサイトを構築して独自ブランドで販売する方法

価格競争に巻き込まれず、自社ブランドの世界観をそのまま韓国の消費者に届けたい場合は、自社ECサイトを現地向けに構築する方法があります。商品ページのデザインや接客体験を自由に設計できるため、リピーター獲得やLTV向上を狙いやすいのが利点です。

一方で、モールの集客力に頼れない分、自社サイトへ人を呼び込む導線を別途用意する必要があります。特に韓国の消費者は購入前にNaverで店舗名や商品名を検索して情報を探す傾向があるため、自社サイトを作っただけでは検索結果に表示されず、存在を知られないまま終わるケースも珍しくありません。集客対策とセットで検討することが前提になります。

個人・小規模事業者向け海外転送サービスの活用

本格的な出店の前に韓国市場の反応を試したい個人事業主や小規模事業者には、海外転送サービスを使う方法もあります。これは自社で韓国向けの在庫や物流網を持たなくても、既存の国内ECサイトの商品を転送代行会社が韓国の消費者に届ける仕組みです。

初期投資を抑えて始められる反面、価格に転送手数料が上乗せされるため単価が上がりやすく、ブランドとしての認知や継続的な集客の仕組みづくりには不向きです。あくまで市場調査や小口テストの位置づけとして活用し、手応えを得たあとに大手モール出店や自社サイト構築へ移行する事業者が多く見られます。

【比較表】事業規模・目的別に見る3つの出店方法の選び方

どの方法が向いているかは、事業規模や目的によって変わります。以下の比較表を、自社の状況に照らして判断する材料にしてください。

出店方法 向いている事業規模 強み 注意点
大手ECモール出店 中堅〜大手、量販を狙う事業者 既存会員への露出、決済・物流基盤が整っている 価格競争、モール規約への準拠が必要
自社ECサイト構築 ブランド力・商品力に自信がある事業者 世界観を自由に設計、LTV向上を狙える 自社集客が前提、検索露出の対策が必須
海外転送サービス活用 個人事業主・小規模、まずは市場を試したい事業者 低コストで開始、在庫・物流の負担が少ない 手数料で単価上昇、ブランド構築には不向き

通関・関税など取引時に押さえておきたい注意点

出店方法を決めたあとも、実際の取引では通関・関税の実務が発生します。韓国では個人輸入について一定額までの少額輸入は関税が免除される制度がありますが、対象となる金額や条件は品目・制度改定によって変わるため、出店予定のモールや利用する物流代行会社に最新の基準を確認しておくことが欠かせません。

また、食品や化粧品などは韓国側の輸入規制や表示義務の対象になる品目があり、通関時に必要な証明書類が異なります。物流・通関の実務を自社だけで抱え込むと想定外の遅延やコスト増につながりやすいため、モールの物流サポートや通関代行業者を組み合わせて進める事業者が多いのが実情です。

出店の準備が整っても、それだけで韓国の消費者に見つけてもらえるとは限りません。次章では、出店後に多くの事業者が直面する「認知されない」という壁について見ていきます。

出店しても売れない?越境EC事業者が直面する集客・認知の壁

Coupang・Naver Smartstore・Gmarketへの出店登録を終えても、注文が思うように入らないという声は珍しくありません。原因は商品力や価格ではなく、そもそも韓国の消費者の検索導線上に店舗が存在しないことにあるケースが多いです。出店は「売り場を借りる」工程にすぎず、そこに人を呼び込む導線は別に設計する必要があります。

NAVER検索結果に表示されず現地消費者に認知されない構造

韓国の検索エンジンシェアは、Googleが49.54%、NAVERが40.9%、Bingが5.44%、CocCocが1.35%、YANDEXが1.22%、Daumが0.95%です(2026年7月時点)。Googleが最大手である一方、NAVERも検索の4割前後を占めており、無視できる規模ではありません。とりわけ商品の比較検討段階では、NAVERブログやカフェの口コミが購買判断の材料として読まれる傾向があります。Google向けのSEOだけを対策していると、この層の検索結果に店舗名や商品名が一切表示されず、存在すら知られないまま候補から外れてしまいます。

出典: StatCounter GlobalStats(韓国 検索エンジンシェア)

自社調査だけでは見えない韓国現地の検索・購買データ

集客の壁に気づいても、対策の起点となる情報が不足している事業者は少なくありません。日本語の二次情報や自社での簡易調査だけでは、韓国の消費者が実際にどんな言葉で検索し、何を比較しているのかまでは把握しづらいためです。海外向けの市場調査は言語の壁もあり、現地の検索行動データまで踏み込めずに終わることがあります。結果として、出店後の集客施策も「日本国内の感覚」で組み立てられ、現地の検索実態とずれたまま進んでしまう事業者が見られます。

なぜK-ASOKUか|NAVER検索データに基づく韓国越境EC集客代行

出店した越境ECサイトを軌道に乗せるには、現地の検索データに基づいた集客対策が欠かせません。K-ASOKUは韓国単独に特化した支援会社として、NAVER検索広告APIの実測データをもとに集客施策を設計しています。多くのインバウンド支援会社が複数国を横断して扱うなかで、韓国だけに絞っている点が当社の立ち位置です。当社が担うのは出店そのものではなく、出店後に韓国の検索経由で見つけてもらうための集客部分です。

現地の検索データをもとにした集客施策で認知拡大を後押し

K-ASOKUの集客施策は、NAVER検索広告APIから取得した実測の検索データを起点に組み立てます。AIによる推定検索ボリュームは実態と大きく乖離することがあるため使用しません。実際に韓国の消費者がどんな言葉で検索しているかを踏まえて、施策を設計します。契約前には無料のNAVER検索診断を実施し、貴社商品や店舗の現状を実際の検索画面で確認いただけます。まずは無料のNAVER検索診断で、自社の現在地を把握することから始められます。

出店準備から集客までワンストップで対応できる体制

越境ECの出店準備と集客施策は、担当領域が分かれると工数がかさみがちです。K-ASOKUでは、韓国人ブロガーのネットワークを活用したNAVERブログ施策を提供しています。交渉・翻訳・進行管理までを代行するため、日本側の工数を抑えた運用が可能です。投稿はNAVER検索結果上に情報として残り続けやすく、配信を止めた瞬間に露出が消える広告とは構造が異なります(ただし将来にわたる掲載の存続を保証するものではありません)。対応範囲は下表の通りです。

支援内容 対応可否
出店準備・モール選定の相談
NAVER検索データに基づく施策設計
韓国人ブロガーによるNAVERブログ施策
交渉・翻訳・進行管理の代行
通関・関税手続きの代行 ×

出店方法や事業規模に応じた進め方はサービス詳細で確認できるほか、個別の状況は無料相談で判断材料をお渡しできます。

まとめ|韓国越境ECは市場調査と現地集客対策の両輪で進める

韓国越境ECは、EC化率の高さや日本製品への関心の強さから、参入価値のある市場です。ただし出店だけでは売上に直結しません。韓国では検索エンジンシェアの4割超をNaverが占めており、Googleとは異なる検索環境で存在感を示す必要があります。市場調査でモール選びや商品戦略を固め、出店後は現地の検索データに基づいた集客対策を並行して進めることが、認知獲得への近道です。自社だけで現地事情を把握しきれない場合は、無料相談で出店・集客の進め方を整理することもできます。

出典: StatCounter GlobalStats(韓国 検索エンジンシェア)

本記事の引用・転載は、出典(社名と記事URL)明記のうえ歓迎します

よくある質問

Q. 韓国越境ECを始めるにはどのくらいの費用がかかりますか?
A. 出店方法によって幅があります。大手ECモールは初期費用を抑えやすい一方、自社EC構築は制作や物流体制への投資が必要です。事業規模や目的に応じた選択が求められます。
Q. 韓国語ができなくても韓国越境ECサイトに出店できますか?
A. 大手ECモールには日本語での出店サポートがある場合もありますが、商品ページの現地化や顧客対応では韓国語が必要な場面が多く、体制の準備が欠かせません。
Q. NAVERでの集客対策は自社だけでも対応できますか?
A. 検索結果の表示ロジックがGoogleと異なるため自社対応も可能ですが、現地の検索データを踏まえた対策により、効率的な認知拡大が期待できます。

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山口 雄貴

株式会社K-ASOKU 代表取締役

山口 雄貴

韓国マーケティングの実務家。NAVER SEO・韓国KOLキャスティングを中心に、飲食店・宿泊・消費財メーカーの韓国向け集客を支援。実測データに基づく施策設計を信条とする。

本記事は、当社が実施したNAVER実画面の調査データをもとに山口 雄貴が執筆・監修しています。 記載内容は公開時点の情報です。

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